五行って何?十干と同じもの?干支の本当の意味は?

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五行

五行とは

中国古代の世界観で、万物を構成し、天地の間に運行すると考えられた木・火・土・金・水の五つの元素のことです。
読み方は もっかどごんすい または もっかどきんすい。 

五行は 木火土金水 の5つの元素で成り立っています。

では五気とはなんでしょう?

五気

    木火土金水の五行の気。

他に
 1 五臓から出る5種の気。心気・肝気・脾気・肺気・腎気。

 2 天地の5種の気。寒・暑・燥・湿・風。

 3 5種の感情。喜・怒・欲・懼(く)・憂。

この五行にある思想が加わりました。その思想とは?

陰陽思想

古代中国では宇宙間のあらゆるものを「陰」と「陽」に分けました。

五行にこの思想が加わって次の考え方が生まれました。

例をあげて一覧にすると次のようになります。

陽       陰
天       地
太陽      月
男       女
+       -
白       黒
火       水
剛       柔

。

この思想にもとづいて誕生したのが十干です。


十干

十干とは甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の総称です。十干の干は木の幹を意味します。
ではそれぞれ何をあらわしているのでしょうか。

甲(きのえ) 発芽する前の草木の種子が暑い皮をかぶっている様子。

乙(きのと) 草木の若い芽が伸びきれずに屈曲している状態。

丙(ひのえ) 草木が勢いよくのびている状態。

丁(ひのと) 草木が成長し成熟した状態。

戊(つちのえ) 草木が繁茂して大地を覆うほどになった状態。

己(つちのと) 草木が成長し実を結ぼうとしている状態。

庚(かのえ) 草木が成熟して実を結び、春を待つ状態。

辛(かのと) 草木が枯れて新たに芽吹くための準備をしている状態。

壬(みずのえ) 草木の種子の内部に新しい命がはらまれる状態。

癸(みずのと) 草木の種子の内部にはらまれた命があった伸びた状態。

このように種(甲)から始まって成長し、また種を宿して発芽するという自然のサイクル表しています。

各々ふたつに分かれるから10で十干なんですね、なるほど。

十二支が加わって干支になる

「今年の干支は丑」と毎年年始なると聞く言葉ですが、実はこのままでは半分正解で残り半分は抜け落ちています。干支の干は十干を指します。そして干支の支が十二支を指すのです。干支の中には十干が含まれていたんですね。因みに2021年の干支は辛丑です。

最後に

干支の説明をするには どうしても十干も知らなければなりません。そして十干を知るには五行を理解しなければなりません。五行・十干・十二支を知ってはじめて干支の意味がわかります。普段の生活で四角四面に干支はこうである!という必要はないですが、本当の意味を知っておくのも悪くはないでしょう。

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